むくみの原因は栄養不足かも?解消する食べ物はコレ!
むくみといえば、夏の季節にもなるものですし、冬の季節にもなります。一年中悩まされるものですが、このむくみの原因ってご存知でしょうか?体質によるものもありますが、どちらかといえば、日常生活に問題があるケースが多いです。
たとえば、水分摂取のしすぎ、塩分摂取のしすぎ、といったもの。今回はその原因の中で、たんぱく質不足について見ていきたいと思います。たんぱく質の摂取不足になると、むくみ意外にもお肌に影響してしまいますので心当たりのある方は要注意ですよ。
たんぱく質の欠乏がむくみの原因になる理由。
スポーツジムへ通っている方であれば、プロテインなんかも飲んでいるかと思います。その他、肉類、魚類、大豆類などから摂取するたんぱく質は、肝臓でアルブミンという別のタンパク質へと合成され、血液中に送り出されます。
そして、毛細血管から血液の外へ運ばれ、それが細胞へ栄養を与えつつ、細胞と細胞の間に蓄積された水分や老廃物をまとめて、また毛細血管に戻ります。一部リンパ管を通るものもあります。血管と体の内側と外側の水分のバランスを一定にキープすることができます。
ところが、血管の中にあるアルブミンの量が減少してしまうと、水分、老廃物を外へ排出する力が弱くなります。結果的にこれがむくみへとつながるのですが…
たんぱく質が不足すると肌荒れも心配されます。
たんぱく質を摂取することで合成されるこのアルブミン、摂取が減ると、このように老廃物を体にためこむだけではなく、肌荒れも心配されます。その理由としては、むくみと同じ仕組みで、必要な栄養が行き届かず、不要な老廃物が十分流されず、栄養不足や老廃物の影響から、肌荒れ、ニキビの原因にもなります。
たんぱく質の理想の摂取量は?
では、たんぱく質を摂取しなければならないことはわかりましたが、実際どの程度たんぱく質を摂取すればよいのでしょう?はい。1日わずか50グラムで大丈夫です。詳しく説明しますと、自分の体重×1.08gになります。であれば、50~70グラムの肉や魚を食べればもう大丈夫だと思いますよね?
はい。確かにそれでいいのですが、なかなか難しいのです。スーパーの肉売り場に売っている肉、魚売り場に売っている魚の50グラムを食べても、たんぱく質意外に水分も含まれているため純粋に50グラムではありません。ですからこれぐらいの量が必要になります。
肉 60~100g
魚 60~100g
卵 1個
豆腐 1/3
納豆 1パック
牛乳 200ml
ヨーグルト 200g
およそ、目安としてこのようになっております。これだけの量を毎日摂取していればクリアとなります。しかし、もう一つ問題になるのは吸収率です。食べたものが全て吸収されるというわけではないのです。

たんぱく質の吸収率をアップさせる食べ合わせ
1 にんにく
にんにくの中には、ビタミンB群が含まれています。ビタミンB群はたんぱく質の代謝を上げますのでお肉と組み合わせて食べるのはオススメです。最近のラーメン屋さんでは結構にんにくが入っていますが、あれはある意味正解ですね。
2 香味野菜と香辛料
ネギ、玉ねぎ、しそ、しょうがといった香味野菜、そして、胡椒、山椒などの香辛料は胃を刺激しますのでたんぱく質の吸収をサポートします。ステーキなんかに塩コショウがかけられているのは、味だけではなくしっかりと意味があるのです。
3 たんぱく質分解酵素
大根おろし、パイナップル、キュウイフルーツといったものにはたんぱく質分解酵素が大量に入っています。そのため、肉や魚を食べる時はこういったものを積極的に摂取しましょう。
信州大学の大橋教授の話しによると、アルブミンはリンパに入るとNK細胞という免疫力に関係している細胞を循環させる力もあるとのとです。つまり、むくみ解消だけではなく、健康体を作るには、毎日50グラムのタンパク質が必要になるのです。これから寒くなりますので寒さ対策の一つとしても是非取り入れていきましょう。

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